リンクと参考文献

インターネットの参考文献
宇宙天気予報センター(日本語)
日本の国立機関である NICT(情報通信研究機構)が運営している、 宇宙天気予報を専門とした情報配信サービス『宇宙天気予報センター』のウェブサイト。
天文学辞典(日本語)
日本の学術団体である日本天文学会が運営している、 天文学についてのインターネット上の辞典『天文学辞典』のウェブサイト。 初歩的なことからきわめて専門的なことまで、さまざまな項目が載っている。
気象庁(日本語)
日本の行政機関である気象庁のウェブサイト。 日本で観測された気象に関するデータをウェブサイト上で公開しており、 さまざまな地域のデータが一般市民でも利用できるようになっている。
SDO(英語)
アメリカ航空宇宙局 (NASA) が打ち上げた太陽を観測するための人工衛星 "SDO" のウェブサイト。 太陽の状態をウェブサイト上で公開しており、 さまざまな観測データが一般市民でも利用できるようになっている。
SOHO(英語)
アメリカ航空宇宙局 (NASA) とヨーロッパ宇宙機関 (ESA) とが、 共同で打ち上げた太陽を観測するための人工衛星 "SOHO" のウェブサイト。 太陽の状態をウェブサイト上で公開しており、 さまざまな観測データが一般市民でも利用できるようになっている。
SILSO(英語)
ベルギー王立天文台に存在する部署 SILSO (Sunspot Index and Long-term Solar Observations) のウェブサイト。 太陽の黒点については、ここの情報がもっとも充実している。 太陽の状態をウェブサイト上で公開しており、 詳細な黒点データが一般市民でも利用できるようになっている。
図書の参考文献
・花岡庸一郎『太陽は地球と人類にどう影響を与えているか』、光文社、2019年
「変わらぬ太陽」が「変わる太陽」へと、 自然科学が発展するとともに「人間の太陽にたいする見方」が変わっていったことを、 科学史の観点をもまじえつつ、太陽について解説している図書。 初版が2019年なので、2017年の CME についての記述があるなど、 あたらしい知識に触れることもできる。 また、太陽と地球上の気候変動の関連についても言及している。 新書という形式の都合上、専門的なことについてはいくつか省略されている部分もあるが、 そのぶん読みやすくなっており、太陽について知ろうとしたときの入門の図書として有用である。
・宮原ひろ子『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか: 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来』、株式会社化学同人、2014年
太陽の変化を、人工衛星からの観測だけでなく、 木の年輪や南極の氷など、いろいろな角度から検証した太陽の考古学の手引とも言える図書。 地球環境が太陽だけでなく、 太陽系の外からやってくる宇宙線からの影響を受けていることをふまえて、 スノーボール・アースや大量絶滅についての説得力のある仮説が述べられている。
・片岡龍峰『宇宙災害: 太陽と共に生きるということ』、株式会社化学同人、2016年
宇宙からもたらされる災害にどのような種類があり、 それらはどのように起こるのか、 ということについて著者の研究歴をまじえながら解説している図書。 とくに超新星残骸や巨大分子雲(暗黒星雲)のなかに、 地球が飲みこまれてしまったときにどのような変化が起きるか、 ということについてくわしく述べられていて参考になる。 まえに挙げた『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』 とあわせて読むと、いっそう理解がふかまるであろう。
・片岡龍峰『日本に現れたオーロラの謎: 時空を超えて読み解く「赤気」の記録』、株式会社化学同人、2020年
『宇宙災害』とおなじ著者による図書。 日本の古典である『明月記』、『星解』や『日本書紀』をたんねんに読み解き、 それらに記された天文現象の記録はいったい何の現象だったのか、 ということを天文学の知識と照らしあわせてゆく筋書きとなっている。 このような図書を読むと、文系・理系という学問の区別にとらわれない研究が、 人間の知的な視野を大きくひろげる可能性をもっていることがわかる。
・水谷広『気候を人工的に操作する: 地球温暖化に挑むジオエンジニアリング』、株式会社化学同人、2016年
ジオエンジニアリングについて解説している図書。 さまざまな種類のジオエンジニアリングが紹介されており、 エアロゾル散布のほか、炭素捕集貯留についてもくわしく述べられている。 とくに、ジオエンジニアリングについての思いつくかぎりの問題点と、 それらへの対策がことこまかに述べられているので、きわめて有用である。
・鈴木建『高校生からの天文学: 驚異の太陽: 太陽風やフレアはどのように起きるのか』、日本評論社、2020年
「なぜコロナは太陽の表面とくらべて温度が異常に高いのか」 というような太陽の謎をとっかかりとして、 太陽について専門的な知識をもとに解説している図書。 「高校生からの天文学」と銘打たれているものの、内容は高度であり、 太陽をふくめた天文学の基礎知識を備えたひとでないと読みこなすのはむずかしい。 しかし、コンピューターをつかった太陽のシミュレーションや、 太陽に似た星から太陽の状態を類推する、 といった最新の天文学研究(初版は2020年)を知ることができるので、 本格的に太陽について知ろうとするならばきわめて有用な図書である。
・上出洋介『ゆかいなイラストですっきりわかる: 太陽は何色?どうやって生まれたの?その活動から読み解く太陽のふしぎ: 太陽のきほん』、誠文堂新光社、2018年
かわいらしいイラストとともに太陽についての知識を解説している子供向けの図書。 しかしながら、フレアによる地球への影響や、 「なぜコロナは太陽の表面とくらべて温度が異常に高いのか」 というような専門的な問題にも言及しており、 子供向けとあなどってはいけないほどに内容が充実している。 太陽の基礎知識もていねいに解説されているので、 大人が読んでもじゅうぶん有用な図書である。